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【2022年最新版】表参道の美容師が解説。美髪へ導くための5つの自宅ケアと、知らないと損するダメージの原因

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【2022年最新版】表参道の美容師が解説。美髪へ導くための5つの自宅ケアと、知らないと損するダメージの原因



女性ならきっと誰もが一度は憧れる、艶があってサラサラな美しい髪…美髪。

みなさんは毎日どんなヘアケアをしていますか?「みんながいいって言ってるから」という理由や「いかにも髪に良さそうな商品だったから」なんて理由でヘアケア剤を選んだら、「あれ、?わたしの髪に合わない」なんてことはなかったですか?髪質はひとりひとり違うもの。だからこそあなたに合わせたヘアケア剤を選んであげることが美髪になる上では大事です。

今回は髪の毛のダメージを改善しながら、誰もが美髪を手に入れるために必要な正しい知識と方法を、原宿・表参道エリアの美容室
i+toe(=いと)
yuhei chibaがわかりやすく解説します。


▶︎1.後ろ姿が美しい…”美髪”の持つ魅力とは?


艶が綺麗で、さらさらと風になびく髪。髪がきれいに見えると、ただそれだけで見惚れてしまうし、上品な印象を与えることができますよね。ずっと触れてしまいたくなるようなそんな髪が続くだけでとても幸せな気持ちにもなると思います。美髪は人を幸せにするパワーかあります。それこそが美髪の魅力なんですね。


そもそもなんで髪の毛って傷むの?


ダメージの原因を知ることは美髪ケアをしていく上でとても必要なこと。原因を知り対策をしっかりとることが美髪の道への一歩となるので、それぞれに合わせたヘアケアを徹底しましょう!ここでは5つのダメージとそれに合わせたヘアケア方法をお伝えします。


薬剤によるダメージ

カラーやパーマ、ブリーチなどアルカリ剤の還元剤の成分によってキューティクルがはがれ、毛髪内部の栄養分が流出します。

【薬剤ダメージの予防は"処理剤"が必須】

薬剤によるダメージを防ぐために美容室では必ず処理剤を使いましょう。その処理剤で特に必要なのが以下2つ。

1.薬剤の毒素を髪の毛に残さないようにするためのデトックス処理(別名カタラーゼ)

2.薬剤によって起こる枝毛や切れ毛のリスクを98%なくす、プレックス剤を用いた処理

これらを用いることで薬剤によるダメージをなるべく少なく(0にはならない)できます。


☑️紫外線(日光)のダメージ


髪が紫外線を受けて火傷状態になり、紫外線を浴び続けることでキューティクルが損傷を受け、メラニンが壊れ、髪が少しずつ明るくなります。

【紫外線予防は"日焼け止め"が必須】スプレータイプの髪にOKな日焼け止めを使いましょう。肌と同じようにケアしてあげることでダメージを受けにくくなります。


☑️アイロン(熱)によるダメージ


高温の熱を与えることでタンパク変性を起こします。生卵を熱すると固まるように、キューティクルやコルテックスが固まってしまいます。

【アイロン予防は"温度設定"に注意】

アイロンの温度は160℃以下で設定することを必ず守りましょう。


☑️雑なブラッシングによるダメージ


雑なブラッシングによりキューティクルがはがれてしまいます。

【ブラッシング予防は"優しく、丁寧に"がキーワード】

髪は無理やり引っ張らずにできるだけ優しく扱いましょう。


☑️カットによるダメージ


カットした髪の断面は内部がむき出しになり間充物質が流出しやすくパサつきの原因になります。切れ味の悪いハサミほどダメージを受けます。

【カットでのダメージ予防は"美容室、美容師の選び方"が大事】

カットが上手な美容師を選びましょう。また、包丁も同じですが切れ味と美味しさは比例するように切れ味とダメージも比例します。なるべく髪を傷つけないために、カットにこだわっている美容師を見つけましょう。



▶︎2.美髪になるための自宅ケアを紹介


それではここから自宅でできるヘアケア方法を紹介していきます。実践すれば確実に美髪になっていくので是非お試しください。


1.サロン専売品シャンプーを使う


みなさんは「シャンプーをするだけで髪が傷む」ということを知っていましたか?シャンプーは例えるなら洗剤です。汚れを落とすということを目的とし、洗浄力の強さが高いほど汚れを落とす力はアップします。つまり、洗えば洗うほど髪は傷んでいくのです。つまり、トリートメントでどんなにケアしようと洗浄力の強いシャンプーで洗って髪が傷んだら意味がないのです。大切なことは髪に優しいサロン専売品シャンプーを髪質に合わせて選び、それを毎日使うこと。サロントリートメントで5000円の施術を受けるなら自分の髪質に合ったシャンプーを買って毎日洗うことの方が大事です。シャンプーについてのコラムは過去のコラムにも書いてあるので参考にしてみてください。


正しいシャンプーの手順を知ろう


1.38度前後のお湯で汚れをしっかり(2,3分くらい)すすぎ洗いします。このときにしっかり汚れを落とすことがとても大事です。お湯だけで7割くらいの汚れが落ちるので、その後のシャンプーがしっかり泡立ち洗いやすくなります。

2.シャンプーを適量出します。手のひらでまずお湯と混ぜて泡立てます。(※ショートはティースプーン約1.5杯〜2杯分、ロングはティースプーン3杯〜4杯分くらいが目安です。)

3.2.を髪につけ揉み込み、空気を含ませるように髪全体に泡立てます。

4.よく泡立ったらまずは軽く髪の毛と頭皮を洗ってください。この時ワックスやヘアオイルによりあまり泡立たない場合もありますがもう1度洗っていくので問題ないです。大事なことは髪の毛の汚れをメインに落としていくことです。ただし、髪の毛同士をこすったりしないようにお気をつけください。

5.1度ざっくりと洗い流したら2度目の本洗いに移ります。2.3.同様に泡立てを行い、今度は頭皮をメインに洗っていきます。爪は立てずに指の腹でしっかりと洗いましょう。

6.マッサージを行います。マッサージをすることで血行が促進されたり頭皮が柔らかくなります。顔のリフトアップ効果にもつながるのでオススメです。

7.しっかりと流します。シャンプー剤が残っていると頭皮トラブルの原因となるので気をつけましょう。


2.サロン専売品トリートメントを使う


シャンプーだけでなくトリートメントも使いましょう。こちらもシャンプー同様に髪質に合ったものを選びます。美髪に必要な豊富なタンパク質や保湿成分が高いものを使うことで髪の内側と外側のコンディションを整えることができます。


正しいトリートメントの手順を知ろう


1.トリートメントをつける前に髪の水分をしっかりとります。髪の毛はとどまる水分量が決まっているため予め水気を切ることでトリートメントをしっかりと入れ込んでいきます。

2.トリートメントを適量出します。(※ショートは100円玉1つ、ロングは100円玉2〜3つくらいが目安です。)

3.2.を中間から毛先をメインにつけます。根元は薄くつけるのでべったりつけないように気をつけてください。つけたら優しく握って揉み込んでいきます。

4.内部補修のトリートメントは3分ほど時間を置き、その後しっかりと流します。(※さらっと流すのはコンディショナー)


3.洗い流さないトリートメントを使う


洗い流さないトリートメントを使う理由は「質感の向上ドライヤーの熱からダメージを守るため。」仕上げに洗い流さないトリートメントを使うことで髪に足りない油分を補い髪の艶が増し、しっとりサラサラになります。ただ、気をつけなければいけないことは使う量によっては髪に悪影響をもたらしてしまう可能性もあるということです。洗い流さないトリートメントの種類の一つヘアオイルは油の成分が含まれているため、一般的に酸化しやすくなります。ヘアオイルが酸化すると、シャンプーでは完全に取り除くことができずに髪に残留してしまいます。そうなると、髪に徐々に蓄積するため髪の毛が硬くなりゴワつきます。そしてまた髪がパサつくのでそれを抑えるためにヘアオイルを付け続けまた酸化するといった悪循環に陥ってしまいます。

ヘアオイルは浸透しても後に酸化するとろくなことがありません。だからヘアオイルを塗ってドライヤーやヘアアイロンをする行為自体が、髪を傷ませてしまっている結果につながります。そうして、洗い流さないトリートメントで髪が傷むという現象が起きてしまうのです。もしも最近髪がベタッとしたり毛先がゴワついて硬くなったと感じた方がいたらこれらが原因かも知れません。


洗い流さないトリートメントは酸化しにくく洗い落としやすいものを使う


オススメのヘアオイルを紹介しましょう。私がオススメするヘアオイルはヴァリジョアグロッシーメイクセラム(税込 ¥3,530)
というオイルです。では何故このオイルがオススメなのかというと"シクロペンタシロキサン"を主成分としており

・軽い質感かつ保湿力が高い

・髪表面に付着して余分な油は揮発してしまうため、酸化を防ぐ

といった効果があるヘアオイルだからです。またこのヘアオイルにはや"ドコサラクトン"という成分が入っておりドライヤーやヘアアイロンなどのにより毛髪と反応し、結合して補修します。そして、使用直後だけではなく、シャンプーで洗い流した後でも毛髪改善効果が持続し、毛髪キューティクルを整え改善します。従来の洗い流さないトリートメントとの違いは使い続けたらきっと分かるはず。美髪には欠かせないアイテムです。こちらのヘアオイルは当店のECサイトでも購入できます。是非でも一度使ってみていただきたい商品です。


正しいヘアオイルの付け方


1.タオルドライをしっかりし、ヘアオイルをつける前に髪の水分をとります。

2.ヘアオイルを適量出します。(※ショートはティースプーン100円玉1つ、ロングは500円玉1つくらいが目安です。)

3.2.を毛先→中間をメインにつけます。根元は薄くつけるます。つけたら優しく握って揉み込み、手ぐしか目の洗いクシでコーミングをしていきます。

4.乾かした後、乾燥が気になる部分に少しだけなじませます。


4.ドライヤーで髪を乾かす


女性も男性も髪を乾かさずに自然乾燥させている方もいると思います。しかし自然乾燥は髪を傷めます。正確には自然然乾燥が悪いのではなく髪の毛が長時間濡れている状態が良くないのです。髪をちゃんと乾かさないと様々な悪影響が起きてしまいます。もちろん毛先の乾かしすぎ(オーバードライ)もよくありません。美髪になるためには髪を乾かすことは必要不可欠です。


髪が濡れたままだとなにがいけないの?


髪の毛は濡れている時間が長いほどに毛髪内部の補修成分が流出しやすく毛髪外部のキューティクルが損傷しコンディションが悪くなります。せっかくサロントリートメントで毛髪内部を補修してもこれでは意味がないですよね。さらに自然乾燥の場合は頭皮が湿っていることで雑菌が増殖しやすくなるため頭皮環境が悪くなる可能性が高くなり注意しなければなりません。

・濡れている髪は摩擦によるダメージを受けやすい(濡れた髪はキューティクルが開いているため、より摩擦によるダメージが大きい)

・雑菌が増殖しやすい(増殖した雑菌は匂いの原因になるだけでなく、頭皮の痒みや炎症などの皮膚トラブルにもつながる可能性がある)


ドライヤーにこだわる


乾かす上で大事なのがドライヤー。乾けばどれも同じだろうと安価なものを選んではいけません。ドライヤーで髪を乾かす時は熱と風の力で水分を飛ばします。熱の力だけで乾かしてしまうと髪の毛が熱を持ってしまいオーバードライ(乾かしすぎ)となってしまいます。しっかりと風の力と熱の力の両方を使い更には熱のダメージを防いでくれるドライヤーを選ばなくてはなりません。そこで美髪ケアにオススメなのがホリスティックキュアドライヤーRp.。(税込¥33,000)



値段は若干高く感じるかもしれませんが4年間毎日使うとしたら月額600円ほど。1日20円換算です。髪の毛を美髪にしたいならドライヤーは欠かせないもの。一度検討してもいいかもしれません。


正しいドライヤーの乾かし方


1.頭皮から乾かす。

2.中間毛先はキューティクルの向きに合わせて、風の方向を根元から毛先に向けて乾かす。

3.水分がしっかり飛ぶまでちゃんと乾かします。

さらにドライヤーで乾かすということは単に髪のケアになるだけではなくデザインを作る上でもとても重要です。面倒だけど毎日必ず乾かすことが美髪への道へとつながるのです。


5.ヘアアイロンにこだわる


ヘアスタイリングをする上で欠かせないアイテムがヘアアイロン。最近は美髪機器と呼ばれるものもあります。安いものから高いものまで幅広く販売されていますが、髪が傷みにくいようにプレートを特殊加工していたり温度調整ができるものを選びましょう。タンパク質の熱変性のことを考えると130℃以下で設定した方が髪の毛には優しくベターですが、実はヘアアイロンの発熱部分は髪に熱を奪われるため実際には設定温度から約50℃ほど温度が下がります。そのため、低温でスタイリングした場合形状記憶がしにくく、それを防ぐために熱を当て過ぎたり何度も同じところに熱を通してしまうことになり、結果的にダメージにつながります。温度が低ければいいというのは誤った認識なので気をつけてください。


オススメのヘアアイロン


種類も豊富に取り揃えており髪にダメージをなるべく与えないよう作っているこちらのホリスティックシリーズがオススメです。



正しいヘアアイロンの使い方


1.設定温度は160℃以下。

2.まず巻きやすい髪の毛束をとったら中間から毛先に向かって軽く熱を通します。

3.形状記憶をするために2秒ほど熱を与えその後自然放置を繰り返します。(熱を与える→冷ますを繰り返す)

4.最後に巻き終わった髪を手くしで解いていきます。まとまった髪を散らすことで髪がふわっとします。

ちゃんとした知識を持って髪の毛を扱うことで、髪のダメージを抑えながら可愛いデザインを作れます。こうした日々の積み重ねが美髪へと導き、可愛いを手に入れるためには必要なのです。


まとめ


いかがでしたか?今回は美髪へ導く自宅ケアと5つと知らないと損するダメージの原因について紹介させていただきました。ダメージの原因を知って正しい予防をし、傷めないために自宅ケアをすることで髪の毛は美髪になっていきます。美髪は1日にしてならず。日々の努力を怠らず頑張りましょうね。



Yuhei Chiba

Yuhei Chiba

Written by:

「ヘアと写真を繋ぎ、言葉を紡ぐ」そんな作品を展開。サロンワークでは、優しく触れ、必要以上に触れない。そんなことを意識してヘアをデザインし、言葉を交わしながら心に触れ、ライフスタイルをデザインする。あなたの世界が少しでも豊かになるように、今日もどこかの誰かと向き合う。

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